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負け犬予備軍、時間泥棒に遭遇するの巻





中途半端に日々が経過してしまったため、
すっかり 「 いまさら感 」 が漂っておりますが・・・



行ってきたです。







メイド喫茶☆










我が町のことをワタクシは プチ都会 と称しているのですが、
駅前のプチっと明るい華やかさとは裏腹に、

大都会並みの胡散臭さを併せ持っている、そんな感想もまた否めないものがあります。



大通りから一歩外れれば虎視眈々、
心に付け入る隙を狙っているかのような、ダークサイドが顔を覗かせる・・・

今回潜入したメイド喫茶も、まさしくそのような場所に息を潜めておりました。



パチンコ店と都市銀行にはさまれた細い路地・・・
そのような、光と闇の狭間のごとき道のどんづまり。

雰囲気的にはダークサイドを通り越してデンジャーなニオイすら漂う場所です。



負け犬予備軍でありながら、元来ビビリんちょであるワタクシ、
路地の入り口で思わず足が止まりました。

シッポを巻いて二の足踏んでるワタシを尻目に、
怖いもの知らずの「 勝ち友 」( 庭付き一戸建てに住む専業主婦 二児の母 )は
「 え、ここでしょ? 行こ行こ♪」
微塵も躊躇することなく、ずんずかデンジャーゾーンに踏み込んで行きます。




負け犬予備軍、 度胸面においても完敗・・・orz





勝ち友の後を追い、路地のどんづまりに辿り着くと、
そこは昼なお暗い、古ビルの入り口でした。

絵に描いたような吹き溜まり感に満ちたその場所には、
「メイド喫茶」 と聞いてイメージするような、ラブリーな看板も入り口も見当たりませんでした。

そこにはただポツンと、安っぽい看板だけが、



「 ここ? メイド喫茶っスよ。 ・・・一応。」



といった感じに素っ気なく置かれているのみでした。




負け犬予備軍、時間泥棒に遭遇するの巻_b0041894_14521243.jpg

どよ~ん・・・











本当にこんなところに、ラブリーかつフレンドリーな空間が存在するのだろうか?

ワタシがウダウダと思い悩んでいるうちに、積極的に周辺調査していた勝ち友が
階段下の暗がりに入り口の扉を発見しておりました。


それはまたしても、ワタシの想像とはかけ離れた空気を放っていました・・・



負け犬予備軍、時間泥棒に遭遇するの巻_b0041894_16955.jpg

・・・予想外デス。











扉周辺があまりにも暗かったため、 ストロボ使うか? はたまた露出補正するか?
などとワタワタしていたところ、
入る気満々の勝ち友に 「 もう!開けるよ! 早くカメラしまって! ヽ(`Д´)ノ」
と怒られました・・・


やはりこういう所は・・・
これ以上の撮影はNG・・・なのでしょうね?

というわけで、入り口前にて撮影終了。


いよいよ店内に潜入です。








ワタシの想像 (というか希望?)では、扉を開けたらメイド右も左もメイド、
あっちにもメイドこっちにもメイド、そりゃあもう見渡す限りのプリティメイドさんたちが
超ハイテンションボイスでもってお約束の


「おかえりなさいませぇ~ お嬢さまっ♪」


をやってくれるものだと・・・




しかし、

「 カランカラ~ン 」と安っぽいベルの音と共に開いた扉の向こうは半畳ほどの広さの空間に、
いかにもあり合わせといった感じの観葉植物などが無造作に置かれているばかり。

メイドさんのお出迎えどころか、話し声ひとつ聞こえてきません。

そこからはとりあえず右に行くしかなかったので、
おそるおそる歩を進め、一つ目の角を曲がると・・・



「 おかえりなさいませ。 お嬢さま。」

メイドさん×2 ついに発見です!



かわいいですっ♪ >ドキドキ。





「 お嬢さまがた、本日はお二人でのお帰りでよろしいですか?」

「 それでは、お席にご案内いたします。」




おお 。。。

たまにテレビの秋葉特集なんかで見るようなやり取りだ♪



だけどテレビと違うのは・・・





メイドさんの ・・・ノリ?





なんか、テンション低くないですか?







やはり本場と同じノリを期待してはいけなかったのか・・・

メイドさん自身、まだテレがあるというか、吹っ切れていないというか、
・・・そんな印象を受けました。



さて、店内の様子ですが、
これまたテレビで見るイメージとは大きく異なりました。


シャンデリアに~、

赤カーペットに~、

黒ソファーが、 どーん。


おまけに、窓というものが一つもなかったため、
ランチタイムだというのに、気分はすっかりボトルキープです(?)




通りに面した1階、もしくは2階に位置し、
レースのカーテンがかかった窓からは光が燦々と降り注ぎ、
メイドルックそのままに、フリルとピンク色に彩られた店内は
思わず「 キャワイイん♪」などと、身をクネらせたくなっちゃうよ~なフンイキで・・・




テレビで見て以来、思い描いていた「 メイド喫茶像 」はグヮラグヮラと崩れ去り、

今にも、ウン十万円するシャンパンだとか、
頼んでもいないフルーツ盛り合わせだとか、

そんなものがテーブルを埋め尽くしたすえ、

法外な会計金額に目を白黒させつつ、
虫の鳴くような声で「 お金ありません・・・」と言ったとたん、

足元に跪いていたメイドさんがとつぜんその場に仁王立ちになり、
フリフリエプロンから取り出したタバコに火をつけ、スッパァ~っと吸いながら



「 ちょっとォー お金ないって言ってんだけどォ。」



と、奥のほうに一声かけるや否や、

黒スーツに黒サングラス、安っぽくきらめく金色貴金属に身を固めた男が現れ、




「 さんざんオイシイ思いしといて、

金持ってないってどういうこっちゃ?! ア~ン?

持ってませんで済んだらやな、

ケイサツいらんのぢゃ! ゴルァ! ヽ(`Д´)ノ 」





辿り着く先は東京湾・・・










え、えらいこっちゃア~!! ヽ(;´Д`)ノ




などということを、かなり本気で考えていたワタシ( 小心者 )

黒ソファーは色んな意味で、座り心地悪かったです。。。





ダラダラ長いので・・・ < つづく >
by cheshire456 | 2006-11-15 18:39 | 日々のあれこれ


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