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めらのーまとワタシ



ええと、前編のときはプチっとお騒がせしましてどうもスミマセン。
「 この記事見えてますかアンケート 」 にご協力くださった皆さま、ありがとうございました。

どうやらワタシがマジメな文章を書こうとすると、
どこからともなく邪魔が入るようでして・・・ ( 被害妄想 )
これ以降は ワタクシゴト=不真面目な文章 なので、大丈夫だと思いますが。

何はともあれ、後編いきまーす。





あまりにも取り柄がなかったせいか、
「 色白は七難隠す 」 と呪文のように言い聞かせられて育ってきた・・・

そう、ワタシは色白さん。

年齢を重ねるごとに、顔のシミは目立つし膨張して余計に太って見えるし、
むしろ 七難を際立たせる としか思えなくなってきた・・・そんな、色白さん。


さて、世の色白さんの宿命として、ほくろの多さが挙げられるだろう。
ワタシも例外でなく、物心ついた頃からほくろの多さを自覚しておりました。

特に、顔にあるちょっと特徴的なほくろは小学生時代の一時期、
ちょっとしたからかいのネタにされ、不愉快な思いをしたものです。

しかしまあ、からかわれたのも仕方ないかも。
白い顔の目立つ所 ( ほっぺた ) で黒い点々が、
一辺3センチくらいの 見事な逆三角形 を描いていたら・・・ねえ?
ワタシだってからかいたくなったと思いますよ。
「 や~い。三角ボクロ~!」 
・・・ああ、子どもってバカ。


ほくろもさることながら、日焼けに弱いことも悩みの種でした。
我が家はなぜか、あまり海で泳ぐということをしない一家だったけれど、
ごくたまにそういうことがあると、帰り道が大変でした。 痛くて痛くて。

そりゃあ誰でも日焼けしたら多少は痛いけど、ワタシの痛さは普通じゃなかった!
真っ赤に腫れ上がって、何日も痛い思いをした挙げ句、また真っ白に戻ってしまう。
「 小麦色こそ健康的!」 だと言われていた時代、ひどく損した気分だったなあ。

そんなわけで、自然と夏の海からは足が遠のき・・・泳ぐこと自体、体育の授業のみ。
おまけにワタシの行った高校にはプールも水泳の授業もなかった!
おかげで(?)ぶっちゃけワタシは カナヅチ である!


しかし、そんな高校時代の夏休み、よせばいいのに友達と海に行った。
みんなと同じ時間、太陽の下で過ごしただけなのに・・・ワタシだけが ヤケド した。
実際あれは “ 軽度の火傷 ” だったと思う。
翌日には、肩から背中全体にかけて ブワァ~ッ と火ぶくれが出来た。
服がこすれるだけでも ヒィーーーッ!ってくらい傷むので、下着姿でうつぶせに寝ころんで
背中に濡れタオルとアイスノンを乗っけて日中を過ごすしかなかった。
・・・なんちゅう不毛な高校生だ。

それだけヒドイ目に遭っても、一週間も経てば肌は白く戻ってしまった。
さすがに日焼けに懲りた ( そして、諦めた ) ワタシは、
以来一度も海やプールに行っていない。



それから数年後、ワタシが メラノーマ と関わる(?)ことになったのは、
この時の、たった一度の日焼けが最大の原因だったのだなあと、今になって思う・・・






その頃はまだ “ 皮膚がん ” なんて世間でもほとんど騒がれていなかったし、
ワタシ自身、まったく意識していませんでした。

ガングロ全盛期で、街中に日焼けサロンがゴンゴン出来てる時代でした。


当時、普通の会社勤めをしていたワタシは年に一度の健康診断を受けるため
駅前の某総合病院に行きました。

血液検査やら視力検査やら、一通り済ませてから最後に向かったのが・・・問診?? 
あの、お医者さまが口の中を見たり聴診器で胸の音を聞いたりするやつ。
そして最後に 「 何か気になる症状とかはありますか?」 とか聞かれるあれです。

気になってること、一つありました。
「 あのう~、ちょっと大きいほくろがあって・・・」

見てみましょう、ということになって、ワタシは べろん と みぞおちを披露 ( 苦笑 )
実はいくつか気になるほくろがあったのだけれど、そこにあるのが一番大きかったので。

一目見て、お医者さまも言いました。 「 ああ、これは大きいですねえ!」
中心に比べて、周囲がじわりとにじんで広がったようになった奇妙なほくろ。
色がにじんだような部分も入れると、直径1cmちかくあった。
そんなに大きなものなのに、いつの間に出来たのやら自分でもまるで覚えがない・・・


そのほくろが気になり始めた頃、着替えの時にふとワタシの背中を見た母に言われました。
「あんた、何?! そのデッカイほくろ!」
背中なんて自分で見る機会も人にまじまじ見せる機会もない場所だけに全くのノーマーク。

合わせ鏡で見てびっくり! かなり目立つサイズのほくろが5個くらい!
しかもそのうちのいくつかは、みぞおちにあるのと同じくらいのサイズ・・・
「 そんなの、子どもの頃はなかったよ 」
母の呟きを聞いて、ワタシはすっかり怖くなってしまった・・・

“ 大人になってから出来たほくろや、急に大きくなったほくろは危険 ”
そんな話をいつかどこかで聞いたことがあったのを思い出したから。
ふとアタマを過ぎったのは、数年前の火傷ともいえるようなヒドい日焼け・・・
ああ、あのせいで皮膚ガンに?!

すっかりビビってしまったものの、さりとて病院に行くのも怖い・・・
そんな時に、ちょうど健康診断の時期が巡って来たわけです。

昔は無かったほくろが急に増えてきたこと、どれもかなり大きいことなどを話すと、
「 皮膚科の診断を受けた方が良い 」 とのこと。
お医者さまにそう言われてしまった以上、いつまでもビビっているわけにもゆかず・・・
数日後、ワタシは地元の総合病院の皮膚科を訪ねました。



えーと、実はこれ、かなり大昔の話(10年くらい?)なので細かいところは忘れちゃってます。

とにかく、皮膚科の医師が診ても 「 ちょっと心配なほくろ 」
( つまり、ガン化する可能性があるかも、またはガン化してるかも ) だということで、
手術して切除しましょう、ということになりました。

ありがたいことに 「 市内で五本の指に入る形成外科医 」 という、
いまいちすごいんだかすごくないんだかよくわからないセンセイが切ってくださったそうで(笑)
けどまあ、普通に手術痕わかりますけどね。
うーん、やっぱりすごかったんだかすごくなかったんだかビミョーだなあ。

何はともあれ、最終的には全部で 6個 のほくろを切除し、
後の検査ですべて メラノーマではない と診断されたので一安心・・・


とは言えないのだ、実は。


6個切除、と書いたけれど、これ全部一度に取ってしまえたわけではない。
一回の手術で取れるほくろは多くて3個。 それに、背中側と腹側を一度には出来ない。

一度手術したら、消毒だの抜糸だの、なんだかんだで一ヶ月くらいかかってしまう。
6個を3回にわけて切除したワタシは、それだけで三ヶ月くらい費やしたことになる。

最初の手術が四月の末だったので、3回済んだらもう真夏。
真夏イコール傷が化膿しやすい、ってことで背中のほくろを2個残した状態でいったん終了。
秋頃、涼しくなったらまた切りましょう、ということになった。

その時センセイはこうおっしゃいました。


“ 今すぐ取らないとどうこうってモノじゃないですからね、
秋でも全然大丈夫ですよ。

ただ、一年も二年も放っておくと心配かなって感じですから ( 笑 )”






・・・えーと、すでに10年放置してますが。


はい、次!はい、次! って、勢い付いてる時は良いのだけれど、
ひとたび時間が空くとイヤになっちゃうっていうの、ワタシの悪い癖です ( 苦笑 )

どうしよう。 ホントは今からでも取ったほうがいいんだろうなあ・・・

とりあえず、時々母に背中を見せては、
増えてないか? デカくなってないか? 色や形の変化はないか?
チェックしてもらってはいますけど ←気安め



近年ようやく、 紫外線=有害 という意識が高まってきたようですね。
ネット上でもメラノーマについて扱っている皮膚科のHPなどがずいぶん増えました。
要注意なほくろの特徴なんかも書かれているので参考にしてみて、
気になるようなら一度、皮膚科の診察を受けてみてはいかがでしょう?


・・・って、オマエが言うな? ( ひとりツッコミ )
by cheshire456 | 2005-07-11 12:44 | 日々のあれこれ


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