家庭内 “ 異文化コミュニケーション ”



ウチの家族は4人全員 この町 で生まれ育った。
その年月に差はあれど、今日までほとんど この町 から出ることなく生きてきた。

これらの条件は同じなのに、間違いなく同じ血が流れているのに、
家族、というごく小さな集合体にすら 異なる部分 が多々あるのはなぜだろう?

それはワレワレ 生きとし生けるもの すべてが 個々の存在 であるからと言えよう。

だがしかし、言わば同じ土壌、同じ素材で作られたはずのものからどのようにして
個性 や 自我 は芽生えるのだろうか・・・







・・・ううむ。







などと、こむずかしいことを書いてしまったが。


何の話かというと、家族内でも 「 ことば 」 の違いがあるという不思議について
フト考えてしまっただけのことである。

上記のとおり、我が家は全員が地元生まれの地元育ち。
それなのに時々、会話の中に 聞き慣れない言葉 が紛れ込んでくる。

まさに家庭内 “ 異文化コミュニケーション ”

その発信源は主にハハである。



ワタシたちが 町の中心部 で生まれ育ったのに対し、
ハハだけは同じ市内とはいえ 海の側 で育った人である。

だからそれらはその周辺の、言わば 「 方言 」 であろうと思うのだが、
ハハは 「 全国的に標準的に通用する言葉である!」 と言って譲らない。

たとえば、コレ。

「 そんなこと へしやたらに 言うもんじゃない!」

言ってる意味はわかる。
要するに 「 やたらに 」 つまり 「 むやみに 」 と同じ意味だろう。

そんじゃあ 「 へし 」 って何だ? 「 へし 」 って??


もう少し難解なものになると 「 ささらほさら 」 なんちゅう言葉がある。
使い方としては 「 あー! 時間が無くて ささらほさら になっちゃうわ!」 という感じ。

これはさすがに解釈不能だったため、ハハに説明を求めた。
それによると、多忙な時などに手が回らず、いいかげんになる とか おざなりになる とか
そういう意味であることが判明した。


さらに、意味はわかっても標準的な言葉に置き換えることが難しいのが コレ。

ごっちょきってる

えーと、これは・・・
手こずって奮闘してる とか 格闘してるとか そういう状況を表すらしい。


これらすべて 「 全国的に普通に使われている言葉 」 だとハハは言い切るのだが・・・
いかがなものだろう?





さて、最後にもうひとつ、全国に向けてお聞きしたいことがある。

なんと今度はワタシ自身が 「 それ、普通に使われてないだろ。」的な言葉を発したという
不名誉な疑いをかけられているのだ!


先日、某テレビ番組を観ていた時のこと・・・
料理を口にしたゲストが、その感想として

こっくりしている 」 という言葉を使ったのに対し、
その料理を作った某芸能人が 「 こっくりぃ~~~?」 とツッコミを入れた。

それを見たワタシが、そばにいた家族に 「 こっくりって言うじゃんねえ?」 と言ったところ

「 言わない。」 「 食べ物に対してそんな言葉、聞いたことも使ったこともない。」


悔しかったので 「 ・・・うう。 見てろ~ギャフンと言わせてやるぅ~!!」 などと
死語を呟きつつ辞書で調べたのだが・・・

【 こっくり 】 (1) いねむりをするようす (2) うなづくようす

ううう、完全敗北・・・


でもでもでもっ! 使いません?!
味とか色とかに対して。

意味合いとしては、なんちゅうか・・・こう・・・

表現が難しいんだけど 「 深みがある 」 とか、そういう感じで。










どうなんでしょう?! 

全国的にーっ?!








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異文化、ちゅうか 異種間のコミュニケーション が難しいため、
初対面の町猫さんにはこれ以上近寄らせてもらえないのであった・・・
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by cheshire456 | 2005-05-18 13:21 | 日々のあれこれ


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